冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

小さな発作

小さい秋ならかわいい感じですが、
小さい発作はとてもかわいくは思えません。

(思い出しながらなので昔書いた内容と違っていたらごめんなさい。)

そもそも、大きな発作は救急車で運ばれるちょっと前から頻繁におきるようになりました。ここでいう「大きな発作」っていうのはうずくまってしまうような発作をいっています。
たとえば通勤途中電車に乗って立っている時に、発作がきて
・つり革やポールにつかまって我慢できてしまう程度なら小さな発作。
・耐え切れなくてしゃがみこんでしまったり、
 途中駅で降りなければならないような場合は大きな発作。
こんな区分けです。
相変かわらずわかりにくいとは思いますので、小さな発作について少しだけお話させていただきます。

小さな発作の特徴は
背中の左側(心臓がある側で、向かい合って左ではありません)、肩甲骨の体内側が苦しいような痛みに襲われます。我慢できないほどではなく深呼吸をしたり、腕を後ろに組んでみたり、誰か居れば肩や肩甲骨の周りを揉んでもらっている間に痛みは引いてしまいます。
これはこれらの動作によって痛みが改善したのではなく、これらの動作をしているうちに痛いことを忘れてしまっていて、痛みが治まった状態です。

ちなみにこれらの動作によって痛みや苦しさがひくことはまったくありません。特に、肩甲骨のあたりをマッサージしてもらっても「もっと奥のほう、体の中心のほう!」と絶対無理なところをマッサージしてほしい状況なのです。
今考えれば、心臓の周りが苦しかったわけですから表面の筋肉や筋をマッサージしてもらっても気休めでしかなかったわけです。

で、この苦しさはどのくらいかというと(痛いというよりやはり苦しいといった感じです)、仕事中ならちょっと肩を回しながら何かしているうちに回復!といった程度のときもありますし、電車に乗っていたとき、つり革にしがみついていたほどのときもありました。

痛いというよりも苦しい感じで、やはり押されるようなというか重苦しいような感じです。
で、この小さな発作は大きな発作が頻繁に起きるようになってから発生していません。改善されたというよりも小さな発作ですまなくなって大きな発作が起きているという感じだと思います。

小さな発作の時には大きな発作のように胸のあたりが締め付けられるような感じにはあまりなりません。多少感じる程度です。ましてや頭が膨れ上がったりあごがおかしくなったり、目玉が飛び出しそうになったりということもありません。
小さな発作はあくまでも小さな発作です。

ということで、小さな発作についておわかりいただけましたでしょうか。
このブログに興味をお持ちの方で、このような症状があったら狭心症についても疑ってみてください。ただし自己判断せずに必ずお医者様にかかってくださいね。変な具合の肩こりかな?なんて決めないで受診してくださいということです。

長くなり申し訳ありませんでした。