冠攣縮性狭心症(体験記)

冠攣縮性狭心症とわかってから10年以上。救急車で運ばれたこと、入院、通院、日々の発作のことなど書き残しています。

やたらとおなかがすきます

禁煙が狭心症の薬だとすると
近い将来確実に太るような気がします



仕事がら(営業です)毎日かなりの距離を歩いています。都内での営業が多いため営業車は持っていません。移動はもっぱら電車になります。医者からは「できるだけたくさん歩いて心臓を鍛えようね、血管も堅くなりにくくなるから歩くのはいいよ。ただマラソンのような心臓に極度の負担がかかる運動は避けてね」と言われています。が、そういわれる以前から営業職であったため一般的な事務職や工場にお勤めのサラリーマンのみなさまよりは歩いていると思います。さらに、私が住んでいる地方都市では自家用車による通勤者がとても多いのに対して、私の場合は駅まで行くのも、歩きです。

話は急に変わりますが、狭心症には決定的な薬は存在しません。特に自分のように冠攣縮性狭心症の場合、平常時はまったく問題がないため現在服用している薬も「血管を収縮させにくくする薬+降圧剤+血栓をできにくくする薬+血液をさらさらにする薬」などです。降圧剤はもともと自分が高血圧だったためで狭心症とは関係ないかも知れません。T先生いわく、「これらの薬は決定打ではなく禁煙した方がよほど効果がある」と断言していらっしゃいました。

良く歩くという話しと、禁煙が狭心症の特効薬という話し、なんだか脈絡がないように感じますが、これが大ありなのです。

救急車で運ばれるまでの自分は喫煙者でした。1日3食、時間は超不規則でしたが取っていました。1食あたりは小食の部類だと思います。間食はよほどのことがなければしません。お酒を飲んでも乾きものを時々口に入れる程度で、きちんとしたつまみを口にすることはまずありませんでした。小食、間食無し、良く歩くとなれば太りそうもないのですが、人並みにおなかは出てきており、少々困っていました。

退院後はこの生活のある部分が大きく変わりました。1日3食、時間は超不規則、1食あたりは小食、お酒をあまり飲まなくなったためつまみはほとんど食べていません。ここまでは入院前と退院後でまったく変わらないのですが、大きく変わったことに「やたらとおなかがすいて間食したくなる」のです。さらに、小食であることに変わりはないのですが、何でもとてもおいしく感じます。今までセロリなど口にしたことさえなかったのに、最近ではおいしく感じます。

間食はなんとか我慢していますが、妙に食欲旺盛で、何でもおいしいというこの状が続けば「確実に太ります」これは明らかに禁煙したためです。大げさではなく味がよくわかります。おいしく感じます。こんな事ならもう一度タバコを吸った方がましかも・・・とさえ思えます。(絶対吸いませんが)禁煙成功でまだ日が浅いサラリーマンのみなさま、参考にしていただくと同時に何か良い方法があれば教えてください。